競馬の流しとは?3連複ながし・3連単ながし・連単マルチを徹底解説!

競馬 流しとは

こんにちは、競馬予想サイト検証アーカイブを運営しているきっかです!

馬券にはいろいろな買い方がありますが、流し買いはその中で最も一般的といえる買い方です。

軸馬を決めて相手馬に流すだけのシンプルな買い方ではあるものの、3連複や3連単など3着以内を対象にするような馬券では買い目も複雑になってきます。

今回は「流し」をテーマに、いろいろな馬券の「流し買い」の仕方や、どんな時に流し買いをするべきかを解説します。

この記事を書いた人

きっか

きっか

競馬予想サイト検証アーカイブ 検証担当(個人運営)

浅草で居酒屋を営む父のもと、競馬好きの常連さんたちに囲まれて育ちました。25歳のころ、予想サイトの「的中率90%」をうのみにして貯金の大半を失ったことをきっかけに、予想サイトを自分で買って記録するようになりました。

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これまでに検証した予想サイトは300以上(閉鎖したサイトを含む)。買い目はレース前に記録し、外れたレースも含めてすべて公開しています。父の口ぐせ「うまい話には裏がある」を胸に、感覚ではなく記録で確かめることを大切にしています。

「流し買い」と「ながし」

流しとは馬券の買い方の一つで、流し買い・流し馬券・流し投票などとも呼ばれます。

流し買いは、オーソドックスな馬券の買い方として昔から親しまれており、流し買いをしやすいようにJRAが提供しているのが、馬券購入法としての「ながし」です。

流し買いをする場合、まずは軸馬と相手馬を選びます。

  • 軸馬・・・馬券圏内に入ると思う馬
  • 相手馬・・・軸馬とともに馬券圏内に入ると思う馬

軸馬と相手馬が決まったら、「軸馬ー相手馬」の組み合わせを購入します。

たとえば、馬連で軸馬と相手馬を以下のように選んだとします。

軸馬:2番

相手馬:3番、5番、8番

この場合、流し買いの組み合わせは、

2-3、2-5、2-8

となります。

この買い方は、2番から3番、5番、8番の3頭に流すので、「3頭流し」と言ったりします。

また、軸馬が穴馬だった場合、出走馬全部に流すこともあります。

その場合は「総流し」といいます。

ちなみに、相手馬同士の組み合わせ(3-5、3-8、5-8)は購入しません。

また、流し買いは2頭以上の馬の組み合わせを考える買い方ですから、購入対象が1頭の単勝や複勝には流し買いは存在しません。

「ながし」の種類

それでは、JRAでの馬券購入方法である「ながし」について説明します。

ながしには馬券の種類に応じて2つのパターンがあります。

「連複流し」と「連単ながし」です。

連複ながし(全4種類)
  • 枠連
  • 馬連
  • ワイド
  • 3連複
連単流し(全2種類)
  • 馬単
  • 3連単

この6種類の流しの買い方について、各馬券の参考画像と合わせて説明していきます。

枠連の流し買い

枠連では、軸馬となる馬が入っている枠と相手馬が入っている枠の組み合わせを購入します。

枠連は連勝複式といって、買い目の枠同士で1着、2着となれば、着順は関係なしに的中となります。

枠連1頭流し買いの参考馬券
例)

軸枠:1枠

相手枠:1枠、2枠、4枠、6枠

この場合の買い目
  • 1-1
  • 1-2
  • 1-4
  • 1-6

買い目の合計点数は4点となります。

枠連は買い目の枠で1着、2着となれば的中です。

例えば、買い目は1-2で、着順が2⇒1でも的中です。

また、1-1のように、同じ枠に入っている馬で1、2着になる場合もあります。

馬連の流し買い

馬連は馬単位での流し買いとなります。

1頭の軸馬と複数の相手馬との組み合わせを購入する買い方です。

馬連1頭流しの買い目参考馬券

馬連も連勝複式なので買い目とは逆の並びで確定しても的中となります。

例)

軸馬:5番

相手馬:2番、6番、8番、12番

この場合の買い目
  • 2-5
  • 5-6
  • 5-8
  • 5-12

買い目の合計点数は4点となります。

また、連勝複式の馬券の表記は、数字が小さい方を先に持ってきて表します。

例えば軸が5番で相手が2番の場合は、5-2ではなく2-5と表記されます。

ワイドの流し買い

ワイドは、買い目の2頭が3着以内に入れば的中する馬券です。

軸馬1頭と複数の相手馬との組み合わせを購入します。

ワイド1頭流し買い目参考画像
例)

軸馬:5番

相手馬:2番、6番、8番、12番

この場合の買い目
  • 2-5
  • 5-6
  • 5-8
  • 5-12

買い目の合計点数は4点となります。

3着以内に軸馬と相手馬のどれかが入れば的中です。

ワイドも連勝複式なので着順は順不同となりますので、的中率が高いのが魅力ですね。

3連複の流し買い

JRAの「3連複ながし」には、軸1頭と軸2頭の2パターンの買い方があります。

軸1頭は軸馬1頭と複数の相手馬、軸2頭は軸馬2頭と1頭の相手馬を指定して買います。

三連複1頭軸流しの買い方の参考画像

3連複1頭軸流しの場合

軸1頭の例)

軸馬:5番

相手馬:2番、6番、8番、12番

この場合の買い目
  • 2-5-6
  • 2-5-8
  • 2-5-12
  • 5-6-8
  • 5-6-12
  • 5-8-12

買い目の合計点数は6点となります。

着順は関係なく、これらの買い目の馬が3着以内を占めれば的中です。

三連複2頭軸流しの買い方の参考画像

3連複2頭軸流しの場合

軸2頭の例)

軸馬:5番、7番

相手馬:2番、6番、8番、12番

軸2頭の場合は軸馬2頭と相手馬1頭の組み合わせになります。

この場合の買い目
  • 5-7-2
  • 5-7-6
  • 5-7-8
  • 5-7-12

買い目の合計点数は4点となります。

軸が1頭に比べると点数を節約できましたね。

ただ、軸の2頭両方が3着以内に入らないと的中ではありませんので、少し難易度が上がります。

馬単の流し買い

馬単は馬連と違って「1着〇番、2着〇番」というように着順まで正確に当てなければ的中にはなりません。

(馬連と馬単の違い)

種類買い目例的中パターン(1着⇒2着)
馬連1-31番と3番で1~2着を占めれば的中。

的中パターンは1⇒3と3⇒1の2つ。

馬単1-31着が1番、2着が3番の場合のみ的中。

(注意)3⇒1は的中とはならない。

表にあるように、馬単は1つの買い目につき、的中パターンも1つのみです。

馬単を流し買いする際も、軸と相手を決めたら買い目通りに確定しないと的中にはなりません。

ウラと呼ばれる逆目で決まってもハズレですから、必要ならウラも買っておく必要があり、その場合は購入点数が倍に増えます。

なお、馬単の流し買いには「1着ながし」と「2着ながし」があります。

馬単ながし(全2種類)
  • 1着ながし
    1着予想馬が軸で2着予想馬が相手
  • 2着ながし
    2着予想馬が軸で1着予想馬が相手

馬単1着流し

それでは以下の例を「馬単1着ながし」を前提に解説します。

馬単1着流し買い目の参考画像
例)

軸馬:5番

相手馬:2番、6番、8番、12番

この場合の買い目
  • 5-2
  • 5-6
  • 5-8
  • 5-12

買い目の合計点数は4点となります。

この組み合わせで的中となるのは以下の組み合わせです。

1着:5番

2着:2番・6番・8番・12番のどれか

1着に5番が来るのが大前提ですが、圧倒的に強い馬がいる場合は有効です。

馬単マルチ

「もしかしたら5番が2着の可能性もあるな」と考えた場合は、「マルチ」にして買う方法をおすすめします。

「馬単マルチ」であれば、ウラ目となる5が2着。2・6・8・12のどれかが1着というケースでも的中になります。

マルチとは逆の組み合わせも的中となる買い方で、マークシートや購入画面の「マルチ」欄にチェックを入れることで有効となります。

競馬の流し

上記のケースで馬単マルチで購入すると、軸と相手の着順が逆でも的中となります。

種類買い目例的中パターン(1着⇒2着)購入点数
馬単(軸)

5

(相手)

2、6、8、12

5⇒2、5⇒6、5⇒8、5⇒124点
馬単マルチ5⇒2、5⇒6、5⇒8、5⇒12

2⇒5、6⇒5、8⇒5、12⇒5

8点

要するに、軸と相手が同じであれば、馬単マルチは馬連と的中パターンが同じだということです。

「的中パターンが同じなら馬連の方が購入点数が少なくて良いのでは?」とも思えますが、その反面、オッズは馬連よりも馬単の方が高くなる傾向が強いです。

狙う買い目は一緒ですから、馬連で買うか馬単マルチで買うかはオッズ次第ということになります。

3連単の流し買い

最後に3連単の流し買いです。

3連単とは1着、2着、3着をそれぞれ当てる馬券です。

軸は1頭の場合と2頭の場合があり、さらに軸を1着にするのか、2着にするのか、3着にするのかを選ぶことができます。

(3連単軸1頭)

1着2着3着
1着ながし軸相手相手
2着ながし相手軸相手
3着ながし相手相手軸

(3連単軸2頭)

1着2着3着
1着2着ながし軸軸相手
1着3着ながし軸相手軸
2着3着ながし相手軸軸

3連単軸1頭1着流し

では3連単の軸1頭流し買いを例を挙げて説明します。

3連単1頭軸1着流しの買い目参考画像
例)

軸馬:5番

相手馬:2番、6番、8番、12番

この場合の買い目
  • 05→02→06
  • 05→02→08
  • 05→02→12
  • 05→06→02
  • 05→06→08
  • 05→06→12
  • 05→08→02
  • 05→08→06
  • 05→08→12
  • 05→12→02
  • 05→12→06
  • 05→12→08

買い目の合計点数は12点となります。

もちろん的中も12点の着順通りに来なければ的中となりません。

難しい分、配当も高いのが特徴となります。

3軸1頭軸2着ながしの場合

軸1頭2着ながしの場合の買い目(=的中パターン)は以下の12点です。

3連単1頭軸2着流しの買い目参考画像
この場合の買い目
  • 02→05→06
  • 02→05→08
  • 02→05→12
  • 06→05→02
  • 06→05→08
  • 06→05→12
  • 08→05→02
  • 08→05→06
  • 08→05→12
  • 12→05→02
  • 12→05→06
  • 12→05→08

2着になるだろうと予想を立てて購入するのは珍しいため、なかなか利用する人も少ないです。

ただ、1着と3着になる出走馬に迷いがあるときは購入をおすすめします。

3軸1頭3着ながしの場合

軸1頭3着ながしの場合の買い目(=的中パターン)は以下の12点です。

3連単1頭軸3着流しの買い目参考画像
この場合の買い目
  • 02→06→05
  • 02→08→05
  • 02→12→05
  • 06→02→05
  • 06→08→05
  • 06→12→05
  • 08→02→05
  • 08→06→05
  • 08→12→05
  • 12→02→05
  • 12→06→05
  • 12→08→05

3軸2頭軸ながしの場合

次に3連単の軸2頭ながしを、以下の例を基に説明します。

例)

軸馬:5番、7番

相手馬:2番、6番、8番、12番

3連単の軸2頭ながしとなると、かなり複雑な印象を受けますが、実際には軸2頭の相手探しとなるので、買い目自体は少なくなります。

(3連単軸2頭)

1着2着3着
1着2着ながし軸軸相手
1着3着ながし軸相手軸
2着3着ながし相手軸軸

3軸2頭軸1着2着ながしの場合

軸2頭1着2着ながしの買い目(=的中パターン)は以下の4点です。

3軸2頭軸1着2着ながしの買い目馬券参考画像
この場合の買い目
  • 05→07→02
  • 05→07→06
  • 05→07→08
  • 05→07→12

3軸2頭軸1着3着ながしの場合

軸2頭1着3着ながしの買い目(=的中パターン)は以下の4点です。

3軸2頭軸1着3着ながしの買い目馬券参考画像
この場合の買い目
  • 05→02→07
  • 05→06→07
  • 05→08→07
  • 05→12→07

3軸2頭軸2着3着ながしの場合

軸2頭2着3着ながしの買い目(=的中パターン)は以下の4点です。

3軸2頭軸2着3着ながしの買い目馬券参考画像
この場合の買い目
  • 02→05→07
  • 06→05→07
  • 08→05→07
  • 12→05→07

3連単ながしマルチ

なお、3連単ながしには馬単同様にウラ目を買うマルチもあります。

マルチの場合は、軸馬が含まれた相手馬との組み合わせをすべて買うことになります。

例)

軸馬:5番

相手馬:2番、6番、8番、12番

これを3連単軸1頭1着ながしのマルチで買うと以下のようになり、買い目は36点にもなります。

3連単1着ながしの買い目3連単1着ながしマルチ
5が1着5が2着5が3着
05→02→0602→05→0602→06→05
05→02→0802→05→0802→08→05
05→02→1202→05→1202→12→05
05→06→0206→05→0206→02→05
05→06→0806→05→0806→08→05
05→06→1206→05→1206→12→05
05→08→0208→05→0208→02→05
05→08→0608→05→0608→06→05
05→08→1208→05→1208→12→05
05→12→0212→05→0212→02→05
05→12→0612→05→0612→06→05
05→12→0812→05→0812→08→05

買い目が多くなれば的中しやすくはなりますが、収支計算が大変です。

そのような場合はネット投票で競馬アプリを使うなどしてトリガミにならないように資金配分を注意しましょう。

流し買いを利用すべき3つのケース

流し買いをするケース

レースには、出走馬同士の力関係から見えてくる特徴があります。

特徴に合わせて馬券の種類や買い方を変えてやれば、的中率が上がったり資金効率が良くなったりします。

ここでは、流し買いはどのようなレースでどのような予想をしたときに活用すべきなのかを解説します。

圧倒的な実力馬がいるレース

一番に挙げられるのは、実力が抜けた馬が出走しているケースです。

特に未勝利戦や条件レースでは、後に重賞レースを勝つような高い能力を持った馬と、そうでない馬たちが戦うことがあります。

能力差が歴然としているので、穴狙いは封印して人気馬からの流し買いをするのが得策です。

流し買いレースの見分け方
  • 過去に一度も連を外してない
  • 上のクラスで好走していたのに勝ちきれずに降格してきた
  • 単勝オッズが1.5倍以下

この3つの基準で判断するのがおすすめです。

上位入線を繰り返している馬がいるレース

勝ちきれなくとも3着以内を繰り返しているような馬がいる場合も流し買いがおすすめです。

3着以内を繰り返すような馬は、相手なりに自分の力を発揮できる馬です。

勝負弱いと言われることもありますが、逆にちょっとしたきっかけで爆走して大勝ちすることもあります。

勝ちきれない分、オッズが高めになりやすいので馬券的な妙味もあり、軸には最適だといえるでしょう。

軸にするなら人気よりもオッズ重視

人気があるからというだけで軸馬にするのはおすすめではありません。

競馬の単勝1番人気の連対率(2着以内率)はどのデータでも大体50%くらいですが、細かく見ると、単勝オッズの水準によってかなり違ってきます。

例えば1.5倍以下の1番人気と、3倍台の1番人気では連体率は30%以上、統計の取り方によっては倍くらい違ってきます。

1番人気が3倍とか4倍をつけているようなら、軸にするのは下位人気の馬にして穴狙いにするとか、いっそのことそのレースでは流し買いを見送るとか、オッズによって立ち回りを変えてみるのも手です。

まとめ

以上、競馬における「流し」について解説しました。

一見、買い方が難しく感じても、ネットで購入すれば自動で算出してくれます。

もう考えるのが面倒くさいから3点買い!」と思考停止に陥ることもありません。

ただ、流し買いを前提に予想すれば、軸と相手を決めるわけですから予想スキルが必要です。